お肌の細胞は約28日周期で新しく生まれ変わります。 これをターンオーバーをいいます。 この働きが正常に行われてお肌は美しさを保つことができるのです。 年齢とともに40・50・60日で老化してゆきます。 様々な原因による新陳代謝の低下・お肌の水分不足はシミ・シワ・タルミ・色黒など お肌の老化の原因になります。 |
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角質層 |
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顆粒層 | 顆粒細胞の層です。光を屈折させて、紫外線からお肌を守っています。 | |
有棘層 | 5層の中で最も厚い層です。 細胞と細胞の間に皮膚に栄養を与えるリンパ液が流れています。 |
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基底層 | 表皮の一番下にあり、表皮細胞を生み出しています。ここで作られた皮膚細胞は 変化しながら、徐々に上に押し上げられて最後に垢となって落ちます。 新しい細胞が生まれてから垢になるまでは約28日間。 この働きを「皮膚の新陳代謝」といいます。 さらに基底層では、細胞間にメラノサイトという色素細胞があり、 紫外線などの刺激によりメラニン色素を生成します。 |
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それは、角質層のバリア機能の低下が原因。 角質層は皮ふの一番表面にあり、わずか0.02ミリの厚さながら、 水や微生物、ウイルスさえも通さないバリア機能を備えています。 このバリア機能が何らかの原因で低下すると、ここぞ!と ばかりに刺激となる物質が肌に侵入。ここに体調不良やストレスなどの 内からの刺激も加わって、トラブル発生!となるのです。 もともとが繊細で、爪でひっかくだけでもはがれてしまう角質層。 敏感肌の人は、なおさら優しく接しましょう。そして日頃からバリア機能を すこやかに保つように、心がけて! |
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皮膚の表面には、丈夫なたんぱく質でできた角質層があります。 この角質層の細胞と細胞の隙間を埋める物質”がセラミド”と呼ばれる脂質です。 セラミドは表皮の健康を保つ、いわばバリアの働きをしています セラミドは、新陳代謝の過程で作られる「細胞間脂質」で、約30%の水分を抱え込み 細胞と細胞を糊のようにつなぐ働きがあります。 みずみずしくしっとりとした肌にはセラミドが豊富にあり、 角質層の潤いを保っています。さらに、水分を逃さないよう 皮膚の表面は皮脂膜でおおわれています。 この二つの作用が整って初めて、潤いある肌は保たれるのです。 |
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自らの力で守ることができないので、フォローするお手入れは必須。 リップクリームや保湿効果の高い口紅で保護し、乾燥させない対策が必要です。 お風呂上りなどで唇が潤って、角質層が柔らかくなっているうちに、 リップクリームを輪郭にはみ出るくらいたっぷりとなじませた後、 やさしくらせんを描くようにマッサージすると効果的。 余分な角質がはがれ、代謝を促がすことができます。 でも、もともと保護する力が弱いですから、 気を抜くとすぐに「ガビガビ」という状態にあげることが大切です! また、ウインタースポーツシーンは思った以上に紫外線が強烈です。 SPF防止効果のあるリップクリームで紫外線対策もしっかりとお忘れなく。 |
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特に脂性の方に多いのですが、お肌の毛穴の開きが年齢とともに気になると いうお悩みも意外に多い悩みです。 そしてこれも、小じわやたるみと同じく肌の老化によるものです。 皮膚の弾力が無くなってくると毛穴が落ち込み、 毛穴が拡大して見えるようになります。 脂性の方に多いのは、皮脂が毛穴内で酸化しやすく、老化が進みやすいからです。 毛穴が目立つと化粧のりも悪いですから何とかしたいですよね。 洗顔は大切ですが、老化でもありますから保湿はきちんとしましょう。 ビタミンCの外用でコラーゲンが増え毛穴が小さくなることが 最近科学的に証明されました。 といっても皮膚から吸収されるビタミンは特殊なタイプ (Lアスコルビン酸や脂溶性ビタミンCなど)で外用を行うことが効果的です |
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ビタミンA | 皮膚の新陳代謝を高めます。また乾燥を防ぐ効果があります。 (逆にビタミンAが不足すると皮膚が乾燥して固くなります)。 緑黄色野菜(色の濃い野菜)やうなぎなどに多く含まれます。 |
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ビタミンB | これも代謝を改善してひいては健康なお肌をつくります。 豆類、豚肉なんかに多く含まれます |
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ビタミンC | コラーゲンという肌のはりの原因である成分の生成を助けます。 タバコを吸う方、ストレスの多い方は不足しがちなのでたくさんとるように 心がけてくださいね。野菜、果物に多く含まれます。 |
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ビタミンE | 血行促進、抗酸化作用があります。大豆、ナッツ、ごま、アボガドなんかがあります。 | |
大豆に含まれる、「大豆イソフラボン」が女性ホルモン様の 作用を持ち、小じわやたるみの気になる年代にとって 食べて良し、塗っても良しと言われ、最近ではサプリメントや、 化粧品にも配合されるようになっています。 大豆といえば昔から日本人の食事には欠かせないもので、 みそやしょうゆも大豆からの加工食品です。 食品メーカーは大豆イソフラボンの研究に力を入れているようで、 研究発表は、医療機関よりも食品メーカーの研究所のほうが盛んに 行われているようです。 「皮膚に塗って」若返るのかについてはこれから解明されていくでしょう。 お豆腐屋さんの手がしみやしわのない、綺麗な手だと言われているのは、 よく大豆を食べているからなのか、豆乳などを手で触るからなのか、 その両方からなのか、興味深いところです。 |
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紫外線対策大丈夫?! |